Google のクラウドを利用した地球規模の分析

Google Earth Engine は、地球の様子を衛星画像によって可視化、分析できるクラウドベースの地理空間分析プラットフォームです。多くの科学者や非営利機関が、リモート センシング調査、伝染病流行の予測、天然資源の管理などで Earth Engine を利用しています。学生たちは、これらの情報をもとにディスカッションを行ったり、データ サイエンスを学んだりできます。

Earth Engine のタイムラプス

Google Earth Engine は、40 年以上前から現在までの地球全土におよぶ衛生画像を統合し、その膨大なデータを分析、発掘するために必要なツールと演算能力を備えたプラットフォームです。環境データを地球規模で分析できる Earth Engine は、気候変動の影響などを詳しく調査する学生に欠かせないツールです。Earth Engine の高度な機能を利用したタイムラプス プロジェクトでは、32 年間にわたる地球環境の変化を雲のないインタラクティブな連続画像で見ることができます。

地球は美しい

Earth Engine では衛星画像をアートとして表示できます。Earth Engine User Summit アート コンテストの過去のエントリと受賞作品をご覧ください。

ご存じですか...

ミネソタ大学の研究者チームは Google Earth Engine を使用し、(13 か国を対象に)14 年間にわたって、絶滅が危惧されているトラの生息区域の変化を追跡しました。その結果、適切な方法で森林を保護し、管理すれば、「2022 年までに野生のトラの数を 2 倍に増やす」という国際目標を達成できることがわかりました。

画像でストーリーを伝える

このタイムラプス プロジェクトでは、カーネギーメロン大学 CREATE Lab の「タイムマシン」技術と Earth Engine の処理能力を利用し、特定の区域の様子を時系列に沿って表示すると同時にズームとパンも可能な、解像度数十億ピクセルの動画を作成しました。CMU タイムラプス ツアー エディタ/b>を使用すると、地球上の場所と日付を表すキーフレームを追加し、それらのキーフレーム間のトランジションを指定して、タイムラプスのツアーを作成できます。

「真実の場所は、どの地図にも載っていない」 - ハーマン メルヴィル

タイムラプス
30 数年分の衛星データを、雲のない一連の画像としてコマ送りで表示。スクロールやズームなどの操作が可能で、時空間を自在に移動できます。
David Saah 博士
サンフランシスコ大学の地理空間ラボ責任者は、Earth Engine を使用してリモート センシングを教えています。詳細をご確認ください。
地球を可視化
1970 年代の初めから、Google は世界中の画像を収集しています。地球上の変化をこれまで以上に詳細に可視化できるようになりました。